軽トラ幌の役割と使用上の注意点
荷台に屋根が設置されていない軽トラックは、雨や雪などの天候不良で荷物が濡れてしまう問題が生じます。
水濡れのトラブルを避ける有効な手段が、軽トラ幌です。
荷物の積み込みを終えてから上に被せることで保護することができます。
幌の役割は、水濡れだけではありません。
トラックのサイドにしっかりとシートを固定することで、走行時の荷物のズレを予防する役目も果たしてくれます。
とはいえ、あくまで簡易的な予防策となるので、急カーブや急発進でズレが生じることもあるので注意が必要です。
荷物を積み上げ過ぎない、隙間を作らないように高さを同じにするといった工夫が必要になります。
幌は荷台に積んでいる荷物が、外から見えなくする効果がありますが、人の手によって簡単に外すことが可能です。
施錠付きのコンテナのように高い防犯性能は備わっていません。
荷物を積んだまま駐車場に長時間放置をする時は、盗難の被害に遭わないように対策をとることが基本です。
軽トラ幌は大きく分けて、一枚シートとフレームの2種類あります。
一枚シートは文字通り荷物に掛けてベルトで固定するタイプで、1万円弱の手頃な価格で購入できるのが特徴です。
シートの幅がある程度決められているので、上に高く積むとベルトでの固定ができなくなることもあります。
高さ重視の積載に適しているのがフレームタイプです。
荷台に組み立て式の骨組みを立てて、周囲を幌で覆う形になります。
平均5万円と値段は高めですが、その分安全性は高めです。